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志布志市内でアルゼンチンアリが確認されました
特定外来生物に指定されているアルゼンチンアリの生息が志布志市内の住宅地で確認されました。
アルゼンチンアリとは
南米原産のアルゼンチンアリは、巣の中に多数の女王が存在し、繁殖力が強く、また、人が運搬する物質に紛れて簡単に移動することができるため、これまで世界中に生息地を広げる世界的害虫として問題になっています。
日本においても、1993年に広島県で定着が確認され、その後も日本各地で確認されています。
在来のアリなどを駆逐するなど、生態系に大きな影響を与える恐れがありますが、毒性は無く、人体・健康への直接的な影響はありません。
※アルゼンチンアリは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」により「特定外来生物」に指定されております。
特徴
・働きアリの体調は約2.8mm~3mm
・体色は淡黒褐色~茶褐色
・体形は細長く、比較的長い触角と足を持つ
・動きが早く、在来のアリより素早く動き回る
・地中深くに巣穴を掘ることはあまりなく、コンクリートの割れ目や、プランターやブロックの下に巣をつくる
アルゼンチンアリを見つけたら
アルゼンチンは「特定外来生物」に指定されているため、飼育・保管はもちろん、生きたままでの運搬等も禁止されています。生きた個体がついている場合は、殺虫スプレー剤等で駆除してから運んでください。
またアルゼンチンアリは早期発見・早期対策によって被害を最小限に食い止める必要があります。アルゼンチンアリと疑われるアリを見つけられた場合は志布志市役所市民環境課までご連絡ください。
駆除方法
アルゼンチンアリは他のアリと同様に市販されている殺虫剤で駆除できます。
使用する際は、それぞれの特性を考え、効果的な方法で使用してください。また、殺虫剤に定めてある使用方法をよく読んで、正しい使い方で駆除をお願いします。
ベイト型薬剤(毒餌設置タイプ)
・壁や塀の際など、アルゼンチンアリの通り道になりそうな箇所に置く
・5~10mのほぼ等間隔に置く
・巣や行列の近くに置く
・雨天時の使用は避ける
液体タイプ薬剤
・アリの採餌活動が鈍る冬季など、ベイト型薬剤が効果を発揮しにくい時期に有効
・巣の場所がわかる場合、巣に直接散布することで高い効果が得られる