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株式会社霧島湧水と立地協定を締結し、施設整備が開始されました
下平 晴行 志布志市長(左)、(株)霧島湧水 堀田 真吾 代表取締役(右)
令和3年11月16日、市と(株)霧島湧水が、立地協定を締結しました。
株式会社霧島湧水は、平成23年7月に、ミネラルウォーターの製造・販売を行う企業として福岡市に設立しました。
霧島山系の広大なシラス台地で自然ろ過された、カルシウムやシリカ(※1)等のミネラル成分が豊富に含まれている、非常にまろやかで美味しい天然湧水の「志布志の水」に着目して、志布志市に工場を設置し、現在では、大手小売店のOEM製造を行うなど、事業を拡大しています。
同社では、食品安全規格の国際認証であるFSSC22000 (※2)を取得し、高い品質管理のもと、一般的なミネラルウォーターのほか長期保存が可能な非常災害備蓄用の飲料水も製造しており、様々な場面での飲料水需要に対応した事業展開で、順調に業績を伸ばしています。
また、企業活動の一環として、限りある資源を次世代へ引き継ぐため、環境保全活動や地域美化活動にも取り組むなど、地域社会への貢献と環境に配慮した活動も展開しています。
今回の計画は、年々増加する国内の飲料水需要に対応するため、新たにペットボトル容器の製造を手がけ、製品保管庫を増設することで、ミネラルウォーターの製造から出荷までを効率的に行い、製品供給能力を向上させるとともに、地元酒造会社などに向けてペットボトル容器の販売を行うことにより、事業の多角化を図ることを目的としています。
- (※1)シリカ:
- 二酸化ケイ素のこと。体内でコラーゲンを生成する等、身体に不可欠な微量鉱物の一つ 。
- (※2)FSSC22000:
- オランダのFFSC(The Foundation of Food Safety Certification:食品安全認証財団)が「ISO22000」と「PAS220」シリーズを組み合わせて開発した食品安全マネジメントシステムの1つ。グローバル化した社会で通用する食品安全規格として,顧客の信頼度及び消費者の信用度がより高まるなどのメリットがある。
また、令和4年10月4日、安楽大迫工業団地(区画1)において、施設整備の開始にあたり、着工式典が開催されました。
これにより、地域における雇用の創出・活性化はもとより、地域経済の浮揚発展に大きく貢献するものと期待されます。
立地協定日
令和3年11月16日
企業概要
- 所在地
本社:福岡県福岡市南区大楠一丁目3番29号
工場:鹿児島県志布志市志布志町安楽4229番地1 - 設 立
平成23年7月 - 代表者
代表取締役 堀田 真吾 - 資本金
8,001万円 - 従業員数
44名(令和3年7月現在) - 事業内容
ミネラルウォーターの製造販売 - 年 商
年間約27億6,500万円(令和3年6月期) - リンク先
株式会社霧島湧水<外部リンク>
増設する工場の概要
- 工場名
株式会社霧島湧水 ペットボトル製造工場・倉庫 - 所在地
鹿児島県志布志市志布志町安楽字迫田4619番地3ほか
(安楽大迫工業団地内) - 敷地面積
12,069平方メートル - 建物面積
約2,200平方メートル - 投資予定額
約10億円 - 着工
令和4年10月 - 操業予定
令和6年11月 - 新規雇用予定者数
11名 - 事業内容
製品(ミネラルウォーター・ペットボトル)保管、ペットボトル製造 - 生産計画
年間3億円