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株式会社堀口園と立地協定を締結し、抹茶が市へ贈呈されました
東 宏二 志布志市議会議長(左)、下平 晴行 志布志市長(中央左)、(株)堀口園 堀口 常弘 代表取締役(中央右)、松薗 英昭 県大隅地域振興局長(右)
「認知機能の精度を高める」効能が発見された粉末抹茶(2,000本)が、(株)堀口園から市へ贈呈されました!
12月10日、市と(株)堀口園が、立地協定を締結しました。
株式会社堀口園は、昭和61年4月にお茶の堀口園として創業。昭和62年3月、荒茶※1の流通販売を行うため有限会社堀口園として設立しました。
その後、平成11年1月に株式会社化し、大手飲料メーカーへの安定的な原料茶葉の供給を主業務に、現在は、碾茶※2の製造や小売り等幅広い業務を展開しています。全国各地への茶葉輸送にあたっては、フェリーさんふらわあなど、志布志港の充実した国内海上輸送網を利用しており、利用実績は年々増加傾向にあります。
また、販売先からの高い品質に応えるため、F S S C22000※3を取得し、安心安全の取組を積極的に行っているほか、平成30年度には、地域経済の中心的な担い手となりうる事業者として、経済産業省から「地域未来牽引企業」に選定されています。
今回の増設は、販売先の新商品が、ヒトの認知機能の精度を高める成分(テアニンや茶カテキン)を含む機能性表示食品として拡販されることとなり、今後、抹茶の取引拡大が見込まれることから、抹茶の原料である碾茶の増産に合わせて、碾茶等の保管能力を増大する目的で決定されたものであります。
これにより、良質な茶葉の安定供給体制が強化されるとともに、志布志港の貨物取引量の増大はもとより、地域における雇用機会の拡大や地域経済の浮揚発展に大きく寄与するものと期待されています。
また、当日は、抹茶成分の茶カテキンやテアニンに、「認知機能の精度を高める」効能が発見されたことを受け、「高齢者の元気で健やかな暮らしを支えたい」との意向から、市へ抹茶の寄付贈呈式も行われました。
贈呈されました抹茶は、市内介護施設などで飲用される予定です。
- ※1 荒茶
- ↠収穫した茶葉を蒸した後に乾燥させながら揉んで製造する,商品(煎茶)に仕上げる前の原料茶のこと。
- ※2 碾茶
- ↠蒸した茶葉を揉まずに乾燥させたもの。(抹茶の原料となる。)
- ※3 F S S C22000
- ↠オランダのF S S C(The Foundation of Food Safety Certification:食品安全認証団体)が「ISO22000」と「P A S220」シリーズを組み合わせて開発した食品安全マネジメントシステムの1つ。グローバル化した社会で通用する食品安全規格として,顧客の信頼度及び消費者の信用度がより高まるなどのメリットがある。
立地協定日
令和2年12月10日
企業概要
- 本社所在地
鹿児島県志布志市有明町蓬原786番地 - 設立
昭和62年3月 - 代表者
代表取締役 堀口 常弘 - 資本金
1,000万円 - 従業員数
24人(令和2年11月時点) - 事業内容
お茶の仕入販売,荒茶加工及び碾茶の製造 - リンク先
堀口園<外部リンク>