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内城跡発掘調査の概要

ページID:0001530 更新日:2021年10月11日更新 印刷ページ表示

 平成15年の調査では、本丸と考えられている曲輪3上段で礎石と思われる石が発見され、その後関連する柱穴も検出し、礎石を持つ建物が存在した事が確認されました。また、平成16年の調査では、大空堀(空堀2)を試掘したところ、築城当時の空堀は現在の地表面より更に約7mも深かった事がわかりました。

 遺物は14世紀後半から16世紀代の陶磁器や洪武通寶という中国(明)の古銭も出土しています。

本丸建物跡の画像

本丸建物跡

発見された部分だけでも南北約3.6m、東西約5.4mあり、大型の建物跡の可能性が想定されます。                            

出土した遺物の画像

出土した遺物

 約400年~600年前の中国製の碗や皿、瓶なども出土しています。

 また、土師器(はじき)や明代の古銭なども出土しています。

空堀断面の画像

空堀断面

空堀の地表面から曲輪の土塁まで、約17mの高低差があります。築城当時は現在の地表面より更に約7m深かったので、約24mに及ぶ深い空堀であったと思われます。

出土した古銭の画像

出土した古銭

中国の宋(約730~1050年前)、明(約360~640年前)代の物の他、琉球の「大世通寶」や宋の大型銭である「崇寧重寶」も出土しています。                      


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