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【志布志防災X】第27回 11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」
今日、11月5日は「津波防災の日」「世界津波の日」です。
東日本大震災を教訓とした「津波対策の推進に関する法律(2011年6月)」により、11月5日が「津波防災の日」として制定されました。この日は、安政元年11月5日の安政南海地震(M8.4)で和歌山県を津波が襲った際に、稲に火を付けて、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救った濱口梧陵の逸話にちなんで定められました。
また、「第3回国連防災世界会議」や「持続可能な開発のための2030アジェンダ」のフォローアップのために開催された2015年12月の国連総会で、我が国をはじめ 142 カ国が共に提案し、11月5日を「世界津波の日」として制定する決議が満場一致で採択されました。(以上、内閣府HPより)
今回は、津波について、少しお話をしたいと思います。
津波はどうして起こるの?
地震が起きたとき、「津波が発生するかどうか」は、震源が海にあるか陸にあるかによって決まることは、皆さんもよくご存じだと思います。
では、なぜ海で津波が発生するのでしょうか。
海の中には「プレート」という巨大な岩盤が重なっています。海側のプレートが大陸側のプレートの下に沈み込んでいく際、長い年月をかけて両者がガッチリとくっつき、大陸側のプレートが沈み込みに耐えきれなくなって、ググッと跳ね上がることがあります。この時、海水が大きく押し上げられて波となります。

(出典:気象庁)
津波のスピードと怖さ
こうして発生した津波はあらゆる方向へ伝わっていきます。そのスピードは、なんと「旅客機」に匹敵するほどの速さです。
陸に近づくにつれてスピードは落ちていきますが、それでも人間が歩いて逃げ切れる速さではありません。「少しでも早く、高い場所へ避難する」ことが、命を守るために何よりも大切です。

(出典:気象庁)
なぜ「あとから来る波」のほうが高いの?
「津波の第一波よりも、あとから来る波のほうが大きかった」という話を聞いたことはありませんか? これにはいくつかの理由があります。
1 波が重なるから
岸に近づくにつれてスピードが落ちると、後ろから来る波が前の波に追いつき、重なって高さが増していきます。
2 共振(きょうしん)という現象
津波の周期と、港や湾が持っている「揺れやすい周期」が一致すると、波がどんどん大きく増幅されます。
3 反射と繰り返し
津波はあらゆる方向に広がりますが、それが地形や防波堤にぶつかって反射します。湾の中などで反射した波同士が重なり合うことで、さらに高さが増してしまうのです。
波は摩擦などで徐々に小さくなっていきますが、「最初が小さいから安全」とは絶対に思わないでください。 非常に高い波が遅れてやってくる可能性が十分にあるのです。
【重要】津波から命を守るための注意事項
津波は、私たちの想像を超える威力を持っています。以下のことを必ず心に留めておいてください。
1 「海から離れる」が鉄則
強い揺れを感じたとき、あるいは弱い揺れでも長く続いたときは、すぐに海から離れて高い場所へ避難してください。
2 「第一波が最大とは限らない」と知っておく
避難所に着いたからといって、すぐに安心しないでください。津波は何時間もかけて何度も押し寄せることがあります。警報や注意報が解除されるまでは、絶対に安全な場所から離れないでください。
3 「避難場所」を日頃から確認しておく
学校や自宅周辺のどこに高台があるのか、ハザードマップを見て事前に確認しておきましょう。
4 海のそばには絶対に戻らない
「波が引いたから大丈夫だろう」と海を見に行くのは非常に危険です。次の大きな波が来るかもしれないことを忘れないでください。
自分の命を守る行動を、常に一番に考えてくださいね。

これまでの志布志防災Xは、以下のリンクから確認できます。
気象防災アドバイザー・気象予報士 黒川晃






