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用途地域の内容、種類等を説明します
都市では、住居・商業・工業などそれぞれの土地利用にあった環境を作ることで、効率的な活動を行うことができます。
都市計画では、土地利用をいくつかの種類に区分し、用途地域として定めています。
用途地域では、建築物の用途の制限とあわせて、建ぺい率や容積率などの建築物の建て方のルールが定められています。これによって、土地利用に応じた生活環境の確保が図られるようになっています。
用途地域の種類
志布志都市計画区域は、第二種低層住居専用地域、第二種中高層住居専用地域、準住居地域、田園住宅地域、工業専用地域を定めている地域はありません。
また、大隅(松山)都市計画区域は、用途地域を定めていません。
第一種低層住居専用地域
低層住宅の良好な住居の環境を保護する地域
第二種低層住宅専用地域
主に低層住宅の良好な住居の環境を保護する地域
第一種中高層住居専用地域
中高層住宅の良好な住居の環境を保護する地域
第二種中高層住居専用地域
主に中高層住宅の良好な住居の環境を保護する地域
第一種住居地域
住居の環境を保護するための地域
第二種住居地域
主に住居の環境を保護するための地域
準住居地域
道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域です。
田園住宅地域
農業と調和した低層住宅の環境を守るための地域です。
近隣商業地域
まわりの住民が日用品の買物などをするための地域です。住宅や店舗のほかに小規模の工場も建てられます。
商業地域
銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域です。住宅や小規模の工場も建てられます。
準工業地域
主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。
工業地域
どんな工場でも建てられる地域です。住宅やお店は建てられますが、学校、病院、ホテルなどは建てられません。
工業専用地域
工場のための地域です。どんな工場でも建てられますが、住宅、お店、学校、病院、ホテルなどは建てられません。
志布志市の用途地域
種類 | 容積率(%) | 建ぺい率(%) |
---|---|---|
第一種低層住居専用地域 | 80 | 50 |
第一種中高層住居専用地域 | 200 | 60 |
第一種住居地域 | 200 | 60 |
第二種住居地域 | 200 | 60 |
近隣商業地域 | 200 | 80 |
商業地域 | 400 | 80 |
準工業地域 | 200 | 60 |
工業地域 | 200 | 60 |
白地(用途地域指定なし) | 400 | 70 |
志布志都市計画区域および大隅都市計画区域の一部(松山)には、防火地域、準防火地域、高度地区などの制限はありません。