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令和7年度地方応援隊 活動対象自治体に選ばれました!
地方応援隊について
地方応援隊の背景について
条件不利地域の振興等を所掌する国土交通省国土政策局では、令和2年度より、条件不利地域の小規模市町村に対し、志願した若手職員を割り当て、活動対象市町村の職員等と連携しながら、地域が抱える課題の解決を支援する「地方応援隊」の取組を試行的に開始しました。その後、対象となった市町村や活動に携わった職員から聞き取りを行ったところ、肯定的なご意見が多数であったことを踏まえ、令和4年度に、中山間地域等の振興を所掌する農林水産省農村振興局や省内他部局等と連携することで体制を拡大するとともに、対象となる市町村を公募するなど制度を整え、本格的に取組が開始されたところです。本市では、令和7年度応募に申請し、この度、活動対象市町村として選定されました。
活動対象市町村は以下のとおりです。
地方応援隊の活動趣旨について
小規模市町村に「隊員」として、1自治体2名程度の国の若手職員を割り当て、年に数回の現地訪問や月1回程度のweb会議を通じて、市町村の地域課題を整理し、その解決に向けた取組の方向性などを提案していただくとともに、国と市の職員同士の人脈を形成し、国への身近な相談窓口になることを目指して活動を行っていただきます。志布志市にとっては、国の若手職員目線での課題解決の方向性の提案や関係制度等の情報共有を受けることができるほか、国の職員との人的つながりを形成できる点がメリットであると考えられます。
地方応援隊の概要については以下のとおりです。
地方応援隊の活動内容・期間について
隊員は本市の伴走支援を行っていただきます。具体的には、志布志市を訪問していただき、現地を実際に見ながら地域の課題を確認した上で、web会議等を活用して、志布志市とコミュニケーションをとりながら、課題に対する調査や解決に向けた方策の提案等を行います。
活動期間は原則として、2年となっております。(ただし、隊員の人事異動等の事情に応じて、活動期間について変更になる可能性もあります。)
志布志市の地方応援隊について
今回志布志市への地方応援隊として、2名の隊員が配属されました。
・農林水産省大臣官房地方課災害総合対策室 野村 一貴係長
<配属されてひとこと>
現在の部署に配属される前は、北海道の余市町という自治体で地域振興に携わっていました。
持続的な社会の実現には、豊かな地域社会の構築が不可欠だと考えています。地域で育まれてきた
場所性を大事にしながら、志布志市やその周辺の活性化には何が必要か、一緒に考えていきたいと思
っています。
・国土交通省国土政策局総務課予算係 渡邉 結登係員
<配属されてひとこと>
地方振興に関する予算業務に携わる上で現地の担当者と顔の見える関係で課題に共に向き合い、地
域活性化に携わりたいという思いがありました。そのなかでも志布志市の豊かな食や薩摩藩から受け
継がれた文化などに惹かれ、これらの魅力を発信することで、市の活性化に少しでも貢献させていた
だけたらという思いから志布志市の地方応援隊に志願させていただきました。
志布志市を現地訪問されました
令和7年7月16日(水曜日)~17日(木曜日)に隊員のお二人が志布志市を訪問されました。
志布志市長・副市長訪問 国土交通省九州地方整備局志布志港湾事務所長訪問
田之浦中学校跡地利活用の天星酒造様 志布志市循環センター視察
「菱田蒸溜所」のウイスキー貯蔵施設見学
農業公社黒石農場視察 株式会社堀口園様視察
志布志港見学
~志布志市現地訪問にかかる感想~
・野村さん
今回、初めて志布志市を訪問させていただきました。数多くの魅力あふれる地域産業に加えて、物流
網の形成が進む志布志市は、経済活動の拠点としてその役割がますます重要になると感じています。
視察で得たつながりを、今後の応援隊活動にも生かしてまいります。
・渡邉さん
志布志市の印象としては、山里の青々とした風景や広大な茶畑が広がる美しい田園風景など、どこか
「心のふるさと」に帰ってきたような懐かしい印象を持ちました。 今回の訪問で志布志の素晴らしい
食や自然に触れ、これらの魅力を発信する市職員のみなさまや地元の方々の熱い思いに心を動かされた
ことですっかり志布志のファンとなりました。
応援隊として市の活性化に従事できることをとても誇らしく感じています。
お二人には、これから2年間志布志市の応援隊として携わっていただきます。
どうぞよろしくお願いします。