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志布志市の概況
沿革
本市は、明治22年4月の市制町村制の施行で松山村と志布志村として発足し、明治24年2月に志布志村から東志布志村と西志布志村に分村しました。
その後、松山村、東志布志村及び西志布志村からそれぞれに町制を施行し、変遷をたどり、平成18年1月1日に曽於郡松山町、同郡志布志町及び同郡有明町の合併により「志布志市」として誕生しました。
位置・地勢
本市は、鹿児島県東部、志布志湾の湾奥ほぼ中央に位置し、東部は宮崎県串間市、西部は大崎町、北部は曽於市と境をなし、その一部は、宮崎県都城市と接しています。東西約23km、南北に約18kmの扇形の区域で、総面積290.21平方キロメートルとなっており、隣接する大崎町に1.02平方キロメートルの飛地を有しています。北部から東部にかけて丘陵山間地帯で、市域面積の6割を占める森林地が広がる傾斜の多い地形となっています。中央部から西部にかけてはシラス台地が広がり、志布志湾に向けて穏やかな勾配となっています。また、河川は北部の山岳地帯から、菱田川、安楽川、前川が志布志湾に注ぎ、農村部及び山間部の集落の多くがこれらの河川沿いに点在しています。
海岸部一帯は、日南海岸国定公園に指定されており、亜熱帯性の植物が繁茂し、沖合いの枇榔島亜熱帯性植物群落は国の特別天然記念物に指定されています。また、中央部には物流拠点港湾かつ九州唯一の国際バルク戦略港湾*¹である志布志港があり、南九州地域の国内・国際物流拠点となっています。
*1 国際バルク戦略港湾:港の強化と国際競争力の増強を目的とした国の成長戦略の一環で、国内の港を選定して集中的に整備される港。