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令和7年度が始まりました。今年は昭和の暦で記すと、昭和100年にあたるそうです。最近は、さまざまな場面で、昭和100年企画を目にするようになってきました。
さて、本市の4月といえば、「志布志お釈迦まつり」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。この行事は昭和よりはるか前、江戸時代から行われている歴史ある行事です。今年も市内外から多くの方々が集い、地域がにぎわうことを期待しています。
志布志お釈迦まつりのメイン会場となる宝満寺境内の周辺には、昨年主屋の修復工事を終え、公開を開始した福山氏庭園など、日本遺産に認定されている志布志麓の地域資源が点在しています。長い歴史を感じさせるそれぞれの庭園や武家屋敷を楽しみながら、散策を楽しむことをおすすめします。
志布志駅周辺から志布志麓を中心とした志布志東部地区では、古民家を活用したカフェの進出や武家屋敷をギャラリースペースとして活用する取組など、歴史資源を活用した魅力あるまちづくりが進んでいます。先月には、このエリアの歴史的建造物を観光まちづくりに活用するアイデアを募集する歴史的建造物活用推進事業も始動しました。
地域に根付いた歴史資源を活かし、観光客の増加や地域活性化へつなげるため、一歩一歩ですが、着々と志布志東部地区でもこの動きが進みつつあります。
春は散策しやすい季節です。まずは一度、季節を感じながら、志布志東部地区で「まちあるき」をしてみませんか?