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ちょうど1年前。市報しぶし令和5年7月号のコラムで熱中症対策について紹介させていただきました。今年も暑い日が続いておりますので、熱中症への警戒、対策の徹底のため、あらためて熱中症対策について触れさせていただきます。今回は、熱中症の重症化を防ぐ対策を紹介します。
熱中症は、決して他人事ではありません。条件次第では、誰でも何時でも発症する危険性があります。熱中症の主な症状として、めまいや立ちくらみ、筋肉のけいれん、頭痛、体のだるさ、発熱などがあげられます。このような症状がみられる場合は熱中症の可能性があり、応急処置が必要となります。適切な応急処置は重症化を防ぐことにつながります。
熱中症疑いの方に応急処置を施す際は4つのポイントを抑えた行動が重要となります。
まずは、1「涼しい場所へ移動させる」こと、2「衣類を脱がし体を冷やす」こと、3「水分や塩分の補給」、これらの処置を行った上で、4「医療機関へ搬送」することが重症化防止につながります。症状が落ち着いたと判断し、医療機関に行かず、運動や作業を再開することは大変危険です。自分では大丈夫と思っても、熱中症が改善していないこともありますので、医療機関への搬送、受診まで行うことをお勧めします。
昨年お伝えした「暑熱順化(体を暑さに慣れさせること)」や水分補給など、各自体調管理を行って、今年こそ熱中症ゼロを目指して暑い夏に備えましょう。