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先日、静岡県内の認定こども園にて起きた痛ましい悲劇。3歳の女児が通園バスに取り残され、熱中症で亡くなりました。女児は、バス車内の座席付近にあお向けに倒れて意識を失った状態で見つかったとのこと。当日の気温は30度超。女児の水筒は空であり、上着を脱いでいたという状況にいたたまれない気持ちになりました。「尊い命を預かる」という責任に対して自覚を欠いていたと言わざるを得ません。通園バスに園児が置き去りにされるという悲劇は昨年も起きており、その際は本市においても各園に対し、通園バスの安全管理徹底を周知したところです。
各報道においても、1 降車時の確認、2 複数人での確認、3 最終的な登園情報の確認、4 保護者への確認など、今回の事故における4点の不備が指摘されています。降車確認や点検は、通園バスにおいて安全管理の原則であり、女児の不在に気付く場面が何度もあったのに、全て見落とされていたということは残念でなりません。
今回の事故を受け、子どもを取り巻く環境に不安を抱かれた方も多いと思います。
本市では、このような悲惨な事故が絶対に起こらないように、各園には、「尊い命を預かる」という責任や確認作業の重要性を改めて認識してもらうよう、安全管理の徹底について周知を行い、子どもたちの安全・安心を守ってまいります。