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ペットの犬と猫に、飼い主の情報を記録するマイクロチップを装着することが、令和4年6月から販売業者や繁殖業者に義務付けられるようになりました。
チップの装着義務化は、1995年の阪神大震災で多くの犬猫が迷子になったことをきっかけに議論が始まりました。義務化により、迷子となったペット探しが容易となります。
また、コロナ禍において、癒やしを求めて新たにペットを飼う人が増加する一方で、20年度は、捨てられるなどして殺処分された犬猫は、全国で約2万4000匹となっています。
このような状況もあり、6月以降、犬や猫を購入した飼い主は、氏名や住所、電話番号などを、環境省が作ったデータベースに登録しなければなりません。
費用はオンライン申請で300円、書類申請1000円。引っ越しや譲渡など飼い主の情報に変更があったときや、ペットが死んだときも届け出が義務となります。
志布志市では、所有者不明猫の繁殖抑制を目的とし、不妊・去勢手術費の補助も実施しております。
「かわいい」という気持ちだけでペットを飼うことは、ペットにとっては必ずしも幸せなことではないかもしれません。飼育放棄を防ぐためにも、義務化をきっかけに、ペットを飼う責任について考えてほしいですね。